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2017.07.29更新

歯周病とは歯磨きをしている時に出血したり、歯茎がブヨブヨになったり、

歯を支えている顎の骨が溶けてきてしまう病気です。

 

お口の中にはおよそ400 〜600種類の細菌が潜んでいますが、全てが悪い菌ではありません。

しかし歯磨きが充分でなかったりすると悪い細菌が活発になってしまいます。

また歯周病菌は甘いものが大好きなので、

砂糖の過剰摂取ばかりしていると歯周病は悪化してしまいます...

 

皆さんは毎日食べている食事に、

どれだけ砂糖が使われているか考えたことはありますか?

例えば、

おにぎり1個とサンドウィッチ(1包)は含まれる糖質の量が30g前後であり、

角砂糖で例えると大体10個程度の量になります。

それに合わせ角砂糖10個分の糖質が含まれるコーラ1缶を飲むと、

なんとそのセットだけで20個分の角砂糖を食べるのと同じ量の糖質を摂取した事に...

そう考えると恐ろしい...

 

そして、歯周病に最も関わりのある病気が「糖尿病」です。

糖尿病になると身体の免疫力が下がってしまい

多くの合併症を引き起こす可能性が高くなります。

免疫力が下がるという事は「細菌に感染しやすい

→歯周病菌に歯周組織が侵されやすくなる」状態となり、

さらに、歯周病菌が血管内に入ると血栓ができやすくなり、

心臓病や脳梗塞のリスクを高めてしまいます。

 

なぜ歯周病と糖尿病が深い関係にあるのかというと、

糖尿病が免疫力を下げることにより歯周病菌が悪さをしやすくなります。

歯周病菌が出す毒素によって、

インスリンの低下をさせるので糖尿病が悪化しやすくなります。

 

歯周病と糖尿病は完治しないものです。しかし改善する事は出来ます。

一見全く関係なさそうな2つの病気ですが、

生活習慣で引き起こされる病気です。

歯周病をコントロールすることで

糖尿病のコントロール状態も改善する可能性があると言われています。

 

バランスのとれた食事、睡眠、適度な運動を心がけ、

毎日の歯磨きもしっかり行い自身の生活の流れを少し見直してみましょう。

 

 

投稿者: 高師ほんごう歯科クリニック